日記71

横浜便り

 

お気に入りの場所がある。それはマンションの屋上でちょっとした中庭になっている。そこに、ハーブティとノートを持ち込んで内省したり、本を読んだり、タロットを引いたりして時を過す。日本の四月、五月、そして梅雨に入る前までの六月がやはり一番好きな季節だ。

写真は屋上に咲く菜の花やお気に入りのパティオに座ってノートを書いているとカラスが屋上の手すりに止まった。つやつやな黒い羽からとても若い健康なカラスなことがわかった。都会の人はカラスが嫌いみたいだが、私は八丈島でカップルのカラスといつも挨拶を交していたので、彼らがとても賢くて、誇り高い生き物だと、敬意を感じていた。残念カメラを向ける前にいそいそと飛びたって行ってしまった。きっとデートか、愛する家族が待っているんだろうな。


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