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★2002年2月2日 大阪へ
この日は名前のない新聞に連載エッセイを書いてくれている奈良のＲｕｐａの直子ちゃんと誘い合わせて大阪へ。
まず待ち合わせた場所が北浜にある遊気Ｑというギャラリー。迷路のような古いビルの１階にあるところで、直子ちゃんが世話になったという雑貨店の方は残念ながらお休みだったが、ギャラリーで個展をやっていたのが仲良しのやまもとかよさん。主にコラージュ作品だったが、久しぶりにアートの香りを味わった。彼女達は何年ぶりかで会ったそうだが、横で二人の話を聞いていると、自然とボケとツッコミの役割分担ができている漫才のようでひとしきり盛り上がった。
その後地下鉄に乗って心斎橋へ。この日が上映初日という映画「カンダハール」を見に行った。この映画のことは先日ＮＨＫのクローズアップ現代に監督さん（イラン人）が出ているのを見た時からぜひ見たいと思っていた映画だ。テロ事件の前に映画が出来た時には地味な映画だと思われていたのに、事件以来急にヒ注目を集め、タイム誌の2001年ベストワンに選ばれたりカンヌ映画祭の賞をとったりしたそうだ。監督はイランのマフマルバフ氏で、日本では無名かもしれないがたくさん映画を作っている人。ＮＨＫで見た時には今のアフガンが抱えている現状をとてもわかりやすく要領よく語り、話しているうちに涙が止まらなくなってしまい、その話を聞いている司会者の女性も涙を流しながら質問するという珍しいインタビューだったが、その番組を見ている自分ももらい涙した。この映画がテロと戦争のために注目されヒットしたのは皮肉なことかもしれないが、その結果アフガンの現状が世界の人達から注目されたとしたら、この映画を作った甲斐があったということだろう。映画自体はアメリカ映画とは趣がちがうし派手な戦闘場面やアクションがあったりするわけでもないが、ストーリーも面白く引きつけられた。ぜひ見て欲しい１本だ。→参考
さて見終わったあとは、同じ心斎橋のそごうの中でBe Good Cafeというイベントがあるというので行ってみた。これは東京で２〜３年前から始まっているイベントで、環境問題を中心にいろんなテーマを決めてゲストが出てトークをしたり、ライブがあったりというもので、大阪では隔月で５回目？くらいだそうだ。ふだんは近くのアメリカ村内の喫茶店が会場だそうだが、今回はつぶれた?そごうの中の一角で2日、3日と2日間にわたって行われた。ライブスペースでは天空オーケストラをはじめたくさんのミュージシャン、ＤＪが出演し、その横には先日行った明石の穴のスタッフなどが出しているオーガニックカフェが喫茶コーナーを開き、またヘンプ製品など様々なグッズを売るコーナーもあり、WALK IN BEAUTY のハルさんもお店を出していた。また先日インタビューした映画「TIBET
TIBET」の金森さんや梶さんもスタッフとして活躍していたみたいだ。なお2日はやってなかったが3日にはトレンドのファッション衣料を80％オフで販売し、しかもその売り上げはNPOに寄付するという
MONEY 4 GREEN というセレクトショップもオープンするそうだ。この日聞いたライブは岡野弘幹さんたちのバンドで、穴で聞いたディジュリドゥのヒデさんも参加していたほか不思議な楽器がいくつもありながら、全体としてはノリノリのロック?を久しぶりにかぶりつきで聴いて心も体もマッサージされたみたいだった。
この日のトリは岡野弘幹with天空オーケストラ
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